ピアノのふた・・あける?しめる?

5月末・・。ゴールデンウィークが同じ月だったなんて思えないほど季節が進んでしまったような気温になっています。陽射しがきついですね。

 

ピカピカの陽と気温に負けずにお仕事に励んでくださった大工さんたちのおかげで改築中の家が今月中に完工できるとのこと・・。検査等が済んだら引っ越しです。

 

戻ったらやっと思いっきりピアノが弾けます。仮住まい中、生徒さんたちにもピアノのふたを閉めたままの状態で申し訳ないことをしました。特にスイッチの付いているピアノ(時々小さな生徒さんには「どこにスイッチがあるの?ウチのはここら辺・・なぞと探されてしまいます。)で練習してくる方・・・防音のためとはいえ我慢してくださってありがとうございます。

 

私も久々にグランドピアノの譜面台を取り出し、ふたを全部閉めた上に出した譜面台をのせて練習しています。

 

大事なことを忘れていました。響きが全然違います。開いていた状態から閉めた状態へはあまり抵抗がないのですが、閉めた状態から開けた状態になるのは、かなりのギャップがありました。「が~ん」というより「ぐぁ~~ん」というような感じで自分の弾く音が響いて聴こえてきます。

 

生徒さんたちにも「弾いている音を自分できちんと聴きながら弾こうね!」なぞと言っていますが、自分ができない!! 発表会前は冷や汗ものでした。少しでも弦が鳴っている音をじかに聴きたいと小さなシーチキンの缶詰をタオルで包んでふたの下に入れて無理やり5cm位の隙間を作りました。小さい音に慣れてしまった耳になんとか元の感覚を思い出させた感じです。

 

確かにこんなやり方でも、私にとってはずいぶん改善されました。マンションや集合住宅でピアノのふたを閉めたまま練習されている方で、人前で演奏する予定のある方には良い方法なのかもしれません・・。少しでも奏でる音が良い音になるように、そして自分の音に責任を持って弾けるように心がけるのは必要なんだなぁと改めて思った次第。必ずや自分のためになると思います。電気のピアノの方も先生のお宅のピアノで実践!!

 

最後に・・

先週、体験レッスンにいらしたお子さんが、6月から始めることになりました。すぐにでも始めたいとノリノリとか・・。私も楽しみです!